航空会社にて利用可能のマイルを効率良く貯めることができるクレジットカードを紹介していきます。
皆さんは航空会社のマイルは貯められていますか?
私はもちろん貯めています!それも高効率なマイルを貯めることができるクレジットカードを利用しております。
実際航空券の金額というものは結構なものになりますよね。格安の航空券を取るにしても「変更不可」であったりするなど制限が多いものです。そんな時に有効的に使えるのが「マイル」です。
これは航空会社独自で管理している「ポイント」のようなもので、予め航空会社が設定したマイル数を保有していると、その分の航空券代が掛からないという非常にお得なものなのです。
「それならマイルを一杯貯めて旅行をたくさんしよう!」
と思いの方にピッタリなクレジットカードを紹介したいと思います。
航空会社 | JAL(日本航空) | ANA(全日空) |
マイル | JALマイル | ANAマイル |
提携アライアンス | ワンワールド | スターアライアンス |
アメリカン航空 | シンガポール航空 | |
ブリティッシュ・エアウェイズ | トルコ航空 | |
キャセイパシフィック航空 | ユナイテッド航空 | |
カタール航空 | ルフトハンザ航空 | |
マレーシア航空 | タイ国際航空 | |
等15社加盟 | 等28社 |
まずは日本には二代巨塔の「JAL」と「ANA」という航空会社があります。戦後に半官半民企業として設立されたのがJALであり、同じく戦後にヘリコプター運航会社から派生したのがANAです。
平成初期ではJALが圧倒的な力を有しておりましたが、JALが民事再生法を適用し復活した今ではANAが日本のフラッグシップキャリアとなっております。
この両社については好き嫌いが分かれるようなので、そこに関しては皆さんの好みで選んでくださいね。
以下よりクレジットカードとマイルの関係性についていくつかの項目で検証していきたいと思います。
きっと希望に沿ったクレジットカードがあるはずです。
クレジットカードでマイルを貯める方法は?
まずクレジットカードでマイルが貯まる仕組みについて簡単にお話しますと、「カードの利用額に応じ、マイルが付与される」という形となっております。
通常、マイルは航空機に搭乗することで予めその路線で設定されていたマイルをお客様のマイレージサービスに付与されます。
例えば国内線を挙げてみますと、東京羽田—福岡線のフライトで取得できるマイル数は、通常料金での搭乗であるとJALとANA共に「567マイル」となります。ちなみに東京羽田—沖縄線だとこちらも両社とも「984マイル」となっております。あくまでも片道のマイル数となりますので、往復ですと単純に2倍となります。
また国際線では東京—シンガポール線は通常マイルは「3312マイル」であり、東京—ニューヨーク線は「6737マイル」となります。
国際線のほうが国内線に比べ搭乗距離が伸びることもあり、付与されるマイルが多くなります。
一方でマイルを利用して航空機に搭乗する際のマイル数について見ていきたいと思います。
例えば国内線の東京羽田—福岡線であれば1月などのローシーズンですと「12000マイル」で繁忙期であるハイシーズンですと「18000マイル」かかってきます。また国際線の東京—シンガポール線ですと「30000〜38000マイル」となっております。
簡単に計算すると、国内線で羽田—福岡間を約15往復して初めて1回分の往復マイルが貯まるという計算になります。シンガポール行きについて考えても東京—シンガポールを約5往復、もしくは羽田—福岡間を約30往復しなければならないほど思うようにマイルが貯まらないものです。
私自身も仕事柄出張が多い身でありますが、中々マイルは貯まりませんでした。またプライベートで旅行する際は予め予定を決めていきますので、割引料金で購入するのが当たりまえです。
先ほどもマイルは割引料金となると獲得マイル数が低減してしまいますので、より貯めにくくなります。
その点を考えると、「クレジットカードの利用金額に応じたマイルが貯まる」のであれば、飛行機に頻繁に乗られる方やそうでない方でもマイルが知らぬ間に貯まっていきますよね。
何気なく利用するクレジットカードを一工夫することで、旅行分の交通費につなげることができると言えましょう。
クレジットカードでマイルを貯めるメリットは?
クレジットカードでマイルを貯めるメリットはなんといっても「普段の生活で使うであろう金額分がマイルに変わる」ことでしょう。
おおよそですが、利用代金の1%分のマイルが獲得できると言われております。例えば毎月クレジットカードを50000円のご利用であれば500マイルが獲得できるという計算ができます。これが12ヶ月となると6000マイルが貯まる計算となります。定期的に飛行機を利用される方は航空券購入もクレジットカードで済ませてしまえば・・・
と思った以上にマイルの蓄積が可能なのです。
航空会社も公式クレジットカードを発行している?
ここまでをまとめると、「クレジットカードでマイルを貯めることは非常に効果的」であることが理解頂けるでしょう。
実は航空会社もマイルを貯めることができる公式クレジットカードを発行しております。そこで以下にまとめてみたいと思います。
上記の表の通り、初年度の年会費が無料なカードはあるものの、比較的普通のカードであります。もちろんマイルが貯まるという点では魅力的な部分ですが、一般カード等であれば非常に還元率が悪いのが特徴です。
プラチナカードなどであればカード決済の100円につき2マイル計上されます。毎月50000円の決済で1000マイル貯まる計算になります。そして通常のフライトマイルにプラスして約5割分のマイルがボーナスとして付与されますので、出張などが多いビジネスマンにとっては魅力的でしょう。
しかし、年会費が高いのです!このような特典をつけるために数万円の年会費を皆さんは払いますか?という話なのです。
仮に年収1000万円以上のサラリーマン等であれば見合う対価なのかもしれませんが、そう簡単にカード申込みができるわけではありませんし、中々難しいところですよね。
また普通カードでは1%前後のマイル還元という点であったりしますし、1社の航空会社を愛好しなければマイルは思うように貯まらないのです。
様々難点が出てきたところですが、この問題点は、
- マイル還元率が高く
- 年会費が無料に近く
という点を解決することである程度は皆さんが納得いくクレジットカード選びが可能でしょう。
そこで次項からおすすめのクレジットカードをいくつか紹介していきたいと思います。
マイルを年会費無料で貯められるおすすめクレジットカード①JAL編
まずはJALをよく利用される方にとっておきなクレジットカードを紹介します。
JALカード TOKYU POINT Club Q
JALカード TOKYU POINT ClubQ | |
ブランド | VISA、Master |
年会費 | 初年度無料、2年目以降は2160円(別途JALカードショッピングマイル・プレミアム年会費が3240円、JALカードツアープレミアム年間登録手数料が2160円必要) |
JALマイルを貯めたいと思われている方に絶対的におすすめできるカードが、「JALカード TOKYU POINT ClubQ」です。これは東急東横線や東急田園都市線など、首都圏と隣県を結ぶ主要路線を運行している東急グループがJALとコラボレーションしているクレジットカードであり、今JALマイラーの中でも話題となっておいるカードです。
一番の特徴は「ポイント制度がピカイチ」な点です。通常のクレジットカードであれば利用額に応じたポイントは「1つ」のポイント会社からでないと受け取れませんが、本カードですと、「2つ」受け取ることができるのです。
なんと利用額に応じて「JALマイレージ」と「TOKYU POINT」の両方が付与されるという太っ腹なカードとなっているのです。発行元である東急グループと言えば、東急百貨店や東急ストア、そして東急ハンズなど皆さんの中でもよく使われるお店ばかりですが、こちらでの買い物が主な方はダブルでポイントを獲得という夢のようなカードがこの「JALカード TOKYU POINT ClubQ」なのです。
貯まった「TOKYU POINT」は東急グループでの利用はもちろんですが、2000ポイントと1000マイルを交換することができるので、日々の利用で貯まるマイルだけでなく、ボーナスポイントとして「TOKYU POINT」を貯めることができるこのクレジットカードは、JALマイラーとしては外せないクレジットカードと言えましょう。
ポイント還元率はJALマイルに関しては通常のJALカードとほぼ変わらず、約1%還元となりますが、「TOKYU POINT」については店舗によって違いはあるものの、0.5〜10%の間での還元となり、非常にマイルを貯めやすいカードとなっております。
マイルを年会費無料で貯められるおすすめクレジットカード②ANA編
続いてANAをご利用の方向けにオススメのクレジットカードを紹介したいと思います。
ANA ToMe CARD PASMO JCB
ANA ToMe CARD PASMO JCB | |
ブランド | JCB |
年会費 | 2160円(初年度年会費無料) |
ANAカードについては実は公式カードが一番充実していることもあり、他を探すほうが難しいところもありますが、その中でもとっておきなカードがこの「通称・ソラチカカード」です。ANAと東京メトロが共同して運営している
このカードの一番の特徴は東京メトロの各線に乗車することで獲得できる「メトロポイント」がANAマイルと高レートで交換できるという点です。
ANA公式カードの中にもSuica対応のクレジットカードも存在しますが、こちらでは乗車ごとのポイントは付与されません。ちなみにこの交換レートが、メトロポイント100ポイントに対し、ANAマイルが90マイルという他社では2対1が当たり前の中、10対9という高還元レートを有しております。
実はこのメトロポイントですがお得な貯め方があり、提携各社のポイントサービスと交換することで、思った以上にANAマイルへ変更することができるのです。提携ポイントサービスの中にはネットポイントで有名なGポイントなどがあり、アンケートや他のカードで獲得したポイントを移すことで相当数のマイルが獲得できるのも夢ではない、そんな使い方が可能なカードがこの「ソラチカカード」なのです。
間接的にマイルを貯められる?おすすめクレジットカード3選
ここまではそれぞれの航空会社マイルでおすすめのクレジットカードを紹介してきました。しかしながら実は他の形でもマイルを貯めることができるのです。JALであればJALカード、ANAであればANAカードという概念を少々変えてみませんでしょうか。そこで「間接的にマイルを貯めることができるクレジットカード」を3つほど紹介したいと思います。
順位 | ブランド名 |
1 | リクルートカード |
2 | Mileage Plusセゾンカード |
3 | エクストリームカード |
それでは1つずつ簡単に解説していきます。
リクルートカード | |
ブランド | VISA、JCB |
年会費 | 無料 |
まずは国内最大手情報販促メディアを有する「リクルートHD」が発行する「リクルートカード」です。一見マイルと関係ないと思わがちですが、実はリクルートカード利用によって貯まる「リクルートポイント」は「Pontaポイント」と同等に扱うことができるのです。
「Pontaポイント」はJALマイルと相互交換ができることになっており、Pontaポイント2ポイントに対してJALマイルが1マイルと交換ができるようになっております。
リクルートと言えば「ホットペッパー」や「じゃらん」など、皆さんがよくお使いのサイトを運営しており、予約だけでもポイントが貯まるようになっております。
非常にポイントを貯めやすい「リクルートカード」を有効利用し、獲得したポイントをマイルに移行することで「間接的にマイルを貯めることができるのです。」
カード利用のポイント還元率が1.2%でありながらも無料で利用出来る点は魅力的でしょう。
- Mileage Plusセゾンカード
Mileage Plusセゾンカード | |
ブランド | VISA、MasterCard、AMEX |
年会費 | 1500円 |
続いて紹介するカードがこの「Mileage Plusセゾンカード」です。クレディセゾンが発行しているこのカードはアメリカの大手航空会社・ユナイテッド航空との提携カードであり、利用によって「ユナイテッド航空のマイル」が貯まるようになっております。
皆さんにはあまり馴染みはないと思いますが、一番の特徴が「ANA国内線の特典航空券が割安で交換することができる」という性質を持っている点です。
どういうことかと言いますと、ユナイテッド航空はANAと同じ「スターアライアンス」に所属しており、同じアライアンス間であればマイルを有効活用できるのです。要するにユナイテッド航空のマイルを使ってANAの特典航空券と交換できるのです。
通常東京—大阪間の特典航空券ですと、通常片道6000マイルで交換できるANAマイルに対して、ユナイテッド航空のマイルでは5000マイルで交換できるようになるのです。
年会費もANAカードより割安ですし、仮にもう少しマイルを貯めたいと思われるのであれば、年間5000円を追加することで1000円の利用で15マイル獲得することができるのです。
ある意味ノーマークのクレジットカードのように思われますが、実は使い勝手の良いカードなのです。
- エクストリームカード
エクストリームカード | |
ブランド | VISA |
年会費 | 無料(但し2年目より年間30万円未満の利用であれば3240円) |
日本の信販会社で有名な「ジャックス」が発行しているクレジットカードであるこのカードは、非常に高還元カードとして知られております。
付与されるポイントは「エクストリームカードポイント」として1000円につき10ポイントつくことになります。この貯まったポイントを「Gポイント」というネットポイントに交換することができ、2000ポイントを交換すると「Gポイント」が3000ポイントにすることができます。
このポイントは先ほどご説明した「ソラチカカード」と共同で活用することで、ANAマイルが爆発的に貯めることができるのです。
サブカードとしての利用として有効的なクレジットカードの一つです。
まとめ
いかがだったでしょうか。私自身仕事上ANA線に乗ることが多いため、「ソラチカカード」と「エクストリームカード」を活用しておりますが、JALをご利用される方は「ALカード TOKYU POINT ClubQ」と「リクルートカード」の重ね利用をすることで断然とマイルを貯めることができるでしょう。
何気ないカード利用を意味のあるものにするためにも、一度ご自身のカードについても検討してみてはいかがでしょうか。