引越しで必要になることは荷物の移動だけではありません。
旧居から新居に移るにあたって様々な手続きが必要になります。
行政に依頼する転居届、転入届以外にも、引越しのときには自分が契約している様々な会社に住所変更の連絡をしなければなりません。
携帯電話を契約している会社もそうですし、光熱費関係もそうですし、その他習い事をしているならそのスクールにも。
様々ありますが、住所変更で忘れてはいけないのが「クレジットカード」です。
今回は引越しによるクレジットカードの住所変更について確認していきます。
引越しでは様々なところで住所変更の手続きが必要!
引越しをするなら行政以外にも住所変更の連絡や手続きをしなければなりません。
その中の1つがクレジットカード会社への連絡です。
クレジットカード会社への住所変更を特に重視しなければならない理由は「お金」が絡んでいるからです。
クレジットカードを利用することで、一旦クレジットカード会社に買い物費用を負担してもらい、その後で使用した分をクレジットカード会社に支払うというのが基本的な流れです。
お金のやり取りが発生する契約をしている分、信用も大切ですし、なりすまし等のリスクを下げるために手続きはしっかりしておかなければなりません。
住所変更を忘れていたために、明細書などが第三者の手に渡ってしまうのは、場合によってはとてもリスクがあることです。
クレジットカードの住所変更は重要?いつまでに行えば良い?
クレジットカード会社への住所変更連絡は引越しが決まって、新居も決まってから行います。
早め早めの連絡が肝心ですが、引越しの数ヵ月も前に新居の住所がわかっていたとして、連絡したとしたらクレジットカード会社には「直前になってからまた連絡してください」といわれてしまう可能性があるので、連絡は最も早くて新居への入居日の2週間くらい前~引越し当日に行いましょう。
引越し当日を過ぎてしまった場合、それは仕方ないので可能な限り早めに連絡して住所変更を行うようにしましょう。
住所変更しないと明細書が届かなくなる可能性があるので要注意!
クレジットカード会社に住所変更の連絡をしていないと、クレジットカードの利用明細書は、旧居に向けて送られます。
郵便局の転送手続きをしていない場合は、引越した後も旧居のポストに入れられてしまいます。
もし旧居が賃貸で、引越し後に別の誰かが入居したらポストの中を確認したときに、その利用明細書も確認されてしまいます。
他人に対して送られた郵送物を勝手に開封するのは法律で禁じられています。
それは常識なので、基本的にほとんどの方は郵便局に「前の住人に宛てられたもの」といって持っていってくれるか、もしくはその旨を書いた紙を貼り付けるなどして郵便局のポストに投函してくれたりします。
それでクレジットカード会社に話が伝わり、クレジットカード会社から利用者に電話で確認が行くということもありますが、しかし、受け取った方が必ずしもそうしてくれるとは限りません。
クレジットカードの利用明細書は、個人情報がたくさん記載されています。
名前や生年月日もそうですが、購入した商品がわかるように記載している会社もあります。
第三者の手には渡らないようにするほうが安心です。
第三者の手に個人情報が書かれた郵送物が渡ってしまったからこそ発生するトラブルが無いとも言い切れないからです。
クレジットカード会社への住所変更連絡は、行政への転居届、転入届よりも重要視されないことが多いですが、実はとても重要なことです。
クレジットカードの住所変更はどうやって行えば良いの?
クレジットカード会社に住所変更する場合、基本的には電話で連絡する必要があります。
クレジットカード上に、問い合わせの電話番号が書かれていることもあれば、利用明細書上に書かれていることもあれば、インターネットでその会社のホームページを見たら載っていることもあります。
電話での連絡は最も確実で安心できる手段だといえます。
WEB上で住所変更できるクレジットカード会社もある?
電話で連絡する以外に、最近になって対応している会社が増えているのがインターネット上での住所変更です。
クレジットカードを利用する方の中には、そのクレジットカード会社が提供しているクレジットカードユーザーの会員登録サイトを利用していて、マイページを持っているという方も増えています。
そのようなマイページからの住所変更に対応しているクレジットカード会社もあります。
クレジットカードは利用していても会員登録自体はしていないという方も多いですが、そのような場合は住所変更のために会員登録を行うほうが手間がかかるので、シンプルに電話で依頼する形で良いのではないでしょうか。
定番なのは電話での連絡、状況によっては便利なのがインターネット上での住所変更です。
自分に適した方法で早めに対応するようにしましょう。
ちなみにインターネット上で住所変更できる場合でも、あまりにも早すぎる住所変更はおすすめできません。
あまりに早く変更してしまうと、まだ住んでいない新居に利用明細書やDMが送られてしまう可能性があるからです。
引越し日を過ぎてからでも早めの住所変更を行おう!
クレジットカード会社への住所変更は大切ですが、引越しの準備等でバタバタしていて、気付いたら引越しを終えていたということもあるかもしれません。
仮に引越しを終えた後でも、クレジットカード会社には早急に連絡するようにしましょう。
人によってはずっと住所変更を忘れていて、クレジットカード会社から利用明細書が戻ってきたという理由で電話がかかってきて初めて思い出すということもあるようです。
また、住所変更をしていないにも関わらず利用明細書の戻りもなく、クレジットカード会社側にも気づかれていないパターンもあり、ずっと後になって「そういえば住所変更をしていない」と気付くパターンもあるようです。
実はこれ、とても怖い話です。クレジットカード会社に利用明細書が戻らないということは、第三者が郵便局に返さずに、毎月受け取り続けているということになります。
このような事態を避けるためにも早めの住所変更が必要です。
クレジットカードの変更手続きと併せて郵便局の転送届も行おう!
クレジットカード会社に住所変更の手続きを行うと同時に、郵便局にも転送届を出しておきましょう。
そうすれば旧居に送られた郵便物については、新居に転送してもらえます。
クレジットカードの利用明細書や、それ以外に大事な書類が送られてきても安心です。
ただし、郵便局の転送届については期間限定の対応だということを覚えておきましょう!
「まとめ」クレジットカードの住所変更は重要!
今回の記事では、クレジットカードの住所変更に視点を当てて、詳しくご紹介しました。
クレジットカード会社への住所変更連絡は、バタバタしているとついつい忘れてしまいそうになりますが、とても大切です。
引越しが決まったら忘れないように「やることリスト」を作って、クレジットカード会社への住所変更連絡もリストに入れておくと安心です。
引越し費用を一番安く探そう!相場や手続きが分かる初めて引越しさん
クレジットカード会社への連絡も、やることリストに追加しておけば忘れることがありません。
しっかりと準備をして、快適な新生活のスタートを目指していきましょう!