個人事業主のクレジットカードの審査は厳しい?

自営業の方がクレジットカードを取得するには、一般の方が作るよりも審査は厳し目になっています。

個人事業主として審査を受けなければならないため、受ける場合には法人を設立してから3年以上であり、2期連続で黒字になっていると言う、収入面も厳しく審査されてしまうからです。

ただ法人の代表者や個人事業主の方が個人の口座と結び付けて法人カードを作ろうとすれば、比較的審査にも通りやすくなります。

また法人企業用のクレジットカードや個人事業主用のクレジットカードが発行されていますので、きちんと申し込みすれば、取得に全く問題はありません。

今から述べることをきちんとおさえて申し込みをすれば取得できる確率が上がりますよ。

① 税務署に開業届を提出し、個人事業主として登録をする。

開業届を提出していない自営業の方はいらっしゃるそうです。開業届を提出すると確定申告を行う

必要があり、納税の義務が生じるからです。ただ自営業として収入があり、屋号があったとしても

開業届を提出していなければ自営業は自称になってしまい、社会的に認められず、信用がないこと

になります。また確定申告を行わないことは収入を証明する手段を放棄していることにもなります。

ですので、開業届を提出し個人事業主として登録することにより、社会的信用を得、また確定申告

を行うことでそれが収入の証明になりますので、審査時に必要な書類を用意することができるよう

になります。

 ② 開業してからしばらくは我慢すること。

サラリーマンの方でも勤続が長い方の方が審査に通りやすくなります。それと同じで自営業の方も

開業してからいきなり申し込むのと、何年か経ってから申し込むのとで違ってきます。開業してか

ら長い期間の方が有利ですが、「何年も待てない」と言う方もいらっしゃると思いますので「最低

1年」は待ってください。①でも述べましたが1年経過すると確定申告を行う時期が来ると思いま

す。収入の証明ができるだけでもかなり審査の結果が変わります。1年は安定した収入を積み重ね

るための準備期間と捉えてください。

 ③ 安定した収入が得られるように努力すること。

収入の安定性もクレジットカード会社は見ています。同じ利益額なら収入の波の大きい自営業者よ

り毎月安定した収入がある自営業者の方をプラスとして審査します。収入を継続して得る力がある

と判断されるのでしょうね。②で述べた準備期間中に安定した収入を得られるようになることがカ

ードを早期に得ることのポイントになります。

一般の方のカードと同じように、クレジットカードは双方の信用をもとに成り立ち、発行されるものです。

カード会社も信用のない方には発行しないですからね。これらのことを全てできればカード会社も個人事業主の方に発行します。審査は厳しいかもしれませんが、きちんとしていれば全く問題はありませんので頑張って取得してください。

クレカを持つと仕訳が楽になる。法人カードで支払いをするメリット

 ① 経費管理が楽になる。

個人向けのカードで全てを支払ってしまうと、私的な支払いと経費の支払いがわからなくなり、会

計処理をする際に一括仕訳が出来なくなります。これを会社関連の支払いを法人カードで行うこと

にすることにより、経費管理はかなり楽になります。ただこれだけのことで税理士や経理担当から

「私的な支払いと経費の支払い」の確認作業がなくなります。

 ② 支払いの履歴が全て電子データになる。

経費を現金で支払うと必ず領収書が必要になり、後日、日付・勘定科目・金額などを会計ソフトに

入力しなければならず、経費で使った分が多くなればなるほど手入力が大変になる。しかしこれを

法人カードによる支払いにすれば、全て履歴は電子データ化されます。利用明細を確認すればいつ

どこで何に対して支払いをしたのかすぐわかりますし、利用履歴をダウンロードすることもできま

す。また会計ソフトを利用し、法人カード明細と連動させれば、利用履歴が会計ソフトに自動的に

経費として入力されるので手入力すらなくなります。

 ③ 社員にも使わせることができる。

社員が経費の支払いをすると立て替え精算が発生し、手間がかかります。これを法人カードで支払いさせることにより、法人銀行口座から直接引き落としされ、立て替えという概念自体がなくなります。また営業車などをつかっているのであればETCカードを持たせることにより精算も楽になりますし、高速道路の利用履歴もわかるので社員の行動を把握すると言う意味で効果的です。

年会費無料の個人事業主におススメのカード

① コーナン PRO ビジネスカード

従業員カードも含め年会費は無料。入会資格は20歳以上の法人代表者、または個人事業主。コー

ナンPROでの利用やカードの利用金額に応じてポケットポイントが貯まる。(還元率0.5%)ガソ

リンスタンド「エネクス」にてガソリンがいつでも2円引きの割引が受けられる。クレジットカー

ドの支払いが最長三か月後になり、資金繰りに余裕を持たせられる。

ただ本会員のみマスターカードとしての機能を持たず、従業員のカードはコーナンPROとエネク

スでしか利用できません。コーナンPROをよく使う会社であれば良いカードであると思うが、利

用しないのであれば敢えて作る必要はないカードであると思います。

② 建デポ・プロ ビジネスカード

従業員カードも含め年会費は無料。入会資格は20歳以上の法人代表者、または個人事業主。建デ

ポ・プロにて購入金額の1%のポイントが貯まり、また月額購入金額が一定額に達するとポイント付与率が1.5%になり、より貯めやすくなります。クレジットカードの支払いが最長三か月後になり、資金繰りに余裕を持たせられる。

ただ①のカードと同じように本会員のみマスターカードとしての機能を持たず、従業員のカードは建デポ・プロでしか利用できません。建デポ・プロをよく使う会社であれば良いカードであると思うが、利用しないのであれば敢えて作る必要はないカードであると思います。

③ ビジネクスト・法人クレジットカード

従業員カードも含め年会費は無料。入会資格は法人代表者、または個人事業主。2,000円ごとに1ポイント貯まり、還元率は高くないが、全ての経費をこのカードで支払うことにより効率よくポイント貯めることができる。クレジットカードの支払いを約一か月伸ばすことができる。ETCカードも無料で発行できる。

①、②のカードと違い、本会員カードはもちろん従業員のカードもどこでも使えるので、年会費無料と考えたら良いカードであると思います。

④ ライフカードビジネス

従業員カードも含め年会費は無料。入会資格は法人代表者、または個人事業主。ポイントプログラムはない。ETCカードが無制限に無料で発行できる。

ショッピング限度額が500万円と高いカードではあるが、それ以外に特にメリットと言うのが感じられない。

 

法人カードで年会費無料と言うのはなかなか無く、また正直使いにくいものがほとんどである。経費をど

れだけクレジットカードで支払うかにもよるが、年会費が少し高くてもそれに見合った特典がついている

のがほとんどなので、その特典と年会費のバランスを考えてカードを作成して頂けたらと思う。次に記載

するカードは初年度年会費が無料のカードである。

 

① オリコ エグゼクティブ ゴールドフォービズ

初年度年会費無料、二年目以降は年会費2,000円(税抜)。「S」は個人事業主向け、「M」は法人代表者向けになっているカード。「S」は複数枚カード発行できないが、最大100万円のキャッシング枠がついてくる。「M」はキャッシング枠がないが従業員用のカードを年会費無料で作成でき、ETCカードも3枚まで無料で発行できる。ポイント還元率は0.6%。「iD」と「QUICPay」の電子マネーが使える。VISAカードが提供するビジネス向けの優待サービスがある。「海外・国内旅行保険」「ショッピング保険」がついている。

② シナジーJCB法人カード

初年度年会費無料、二年目以降は年会費2,000円(税抜)。利用金額に応じてガソリン代が最大

1Lあたり7円引きになる。ETCカードが何枚でも無料で発行できる。ASKULが販売している商品を優待価格で購入できるなどビジネス向けの特典がある。ただデメリットとして追加カードも年会費がかかる。

③ シェルビジネスカード

初年度年会費無料、二年目以降は年会費1,250円(税抜)。利用金額に応じてキャッシュバックが受けられる。ETCカードが何枚でも無料で発行できる。ASKULが販売している商品を優待価格で購入できるなどビジネス向けの特典がある。年会費無料の「SS専用カード」「FUELカード」があり、どちらもJCB機能がないため、加盟店舗では使えない昭和シェルだけで使えるカードになる。デメリットとしては追加カードを発行するとこちらは年会費がかかる。

初年度年会費は無料だが、二年目以降は年会費がかかるカードである。だがこれだけのメリットがあれば

わずか2,000円ぐらいの年会費であればすぐ元が取れると思う。事業内容やかかる経費とのバランスを考

えて、こちらのカードも検討して頂けたらと思う。

年会費は経費になるの?またクレジットカードで領収書をもらう必要ある?

会社経費を支払う専用のクレジットカードなので経費になります。ただこれは担当している税理士次第なところはあります。

領収書をもらう必要はありません。そもそもクレジットカードで支払った場合は代金を領収していない事から領収書の発行はできない、つまり領収書はないと考えられます。お金のやり取りを証明するものではないですからね。

ただ確定申告の際にはレシート・請求明細書とクレジット明細書が経費の証明になりますので、保管しなければなりません。

個人事業主の場合名義って誰って事になるの?

法人カードになりますので、名義も法人と思う方もいらっしゃるかと思いますが、法人カードでも名義は所有者、個人名義になります。引き落とし口座は法人カードであれば登録した法人名義の口座、個人事業主ならば個人口座もしくは屋号の口座になりますが、カードの記載される名義は法人カードでも個人名義になります。ですのでサインする時もそのカードの所有者名でサインします。なぜならクレジットカード支払いをする時の確認のために利用されるものであって、仮に法人カードの名義を法人名にしてしまったら社員全員が法人名でサインすることになり、誰がどこでいくら使ったのかがわからなくなってしまうからである。社長が持っているカードなら社長個人名義、社員が持っているカードなら社員個人名義になり、引き落としは共に法人名義の銀行口座になります。

個人事業主でクレジットカードを発行する場合は2点の注意点

まずサラリーマンよりも社会的信用が低く、審査が通りにくい点です。ですので、サラリーマンから個人事業主になる方の場合はサラリーマン時代にカードをたくさん発行しておいたほうがよろしいかと思われます。今回の場合は発行していない前提で記事を書いていきます。

2つ目に経費管理が楽である必要があることです。個人事業主であるため、確定申告をしやすい形式でなおかつデータ管理がしやすいカードである必要があります。

以上2点を念頭に置きまして、下記のクレジットカードをおすすめします。

  1. 楽天ビジネスカード

ポイント還元率が1%と高還元であることが特徴です。

アプリなど連携させることで経費管理がしやすいです。ETCカードも一枚年会費無料で発行できます。

個人用とあわせて発行されるため、個人用と事業用が分かれているため経費計上も便利です。年会費も12,000(税抜)で2枚の年会費としては割安です。

  1. JCB法人カード

年会費が1,250円(税抜)といった安さが特徴です。またETCカード発行が複数枚無料で発行できますので、公用車が複数ある場合は使いやすいカードになります。

キャッシュバック型の特典もお得になっており、年間最大18万円のキャッシュバックになります。

JCBゴールド法人カードもあり、年会費は10,000円(税抜)と高くなりますが、限度額が一般カードでは100万円なのに対し、250万円まで引き上げられ、各種保険なども付帯し、空港ラウンジ利用が無料になるなど多数特典がついてきますので、事業規模がそれなりに大きい方はこちらをおすすめします。

  1. オリコ・エグゼクティブ ゴールド フォービズS

年会費が2,000円(税抜)で安めの金額で設定されています。また電子マネーもQUICPayとiDに対応しており、支払が便利になっております。

個人事業主用や小規模の法人を対象として発行されているので、審査は簡単です。

  1. アメリカン・エクスプレス・ビジネス・ゴールドカード

なんといってもクレジットカードの審査に通りやすいのが特徴です。年会費が26,000(税抜)とやや高めであるものの、なかなか審査が通らないかたにぜひおすすめしたい一枚です。ポイント還元率が0.5%とやや低めなのが難点ですが。(マイルやホテルポイントであれば1.0%程度)

  1. ライフカードビジネス

特徴は年会費無料であることです。またETCカードについても年会費、発行手数料無料となっており、付帯機能は無料であるため少ないですが、極限まで経費を抑えたいのであればおすすめできます。